沖縄大会開催に寄せて
公益社団法人 全日本広告連盟
理事長 大平 明
第70回全日本広告連盟沖縄大会が、5月19日から大会テーマ「広告で未来を明るく!ようこそ南の島の広告祭へ」のもと、主催・第70回全日本広告連盟沖縄大会組織委員会、公益社団法人全日本広告連盟にて沖縄市を主会場に開催されます。
沖縄県での全広連大会は、第40回大会以来30年ぶりとなります。本土復帰50年という節目の年に沖縄の地で全広連大会を開催することは大変意義深いことと存じます。コロナ禍により社会や人々の生活が大きく変化する中、大会事務局では、あらためて大会開催の趣旨を考え、万全な感染対策を想定しながら鋭意準備を進めております。昨年の山陰大会に引き続きオンライン参加も受け付けておりますので、あわせてご活用ください。
今後のコロナの感染状況にもよりますが、今大会では、全国より皆様をお招きしての開催を目指しております。広告関係者の皆様が一堂に会する意義を問い直し、広告界全体の課題感を共有した上で、参加される皆様と前向きなメッセージを発信していければ幸甚です。
式典は、沖縄の歴史、多様な文化も踏まえながら広告の未来を考えるプログラムとなっております。また、大会翌日からのエクスカーションでは、沖縄の魅力あふれる自然、歴史、文化などに触れていただければと存じます。
全広連は、これからも活動スローガン「広告の元気は、ニッポンの元気。」のもと、加盟各地37広告協会の会員の皆様と共に地域から日本を元気にできるように積極的に事業を進めてまいります。
5月の沖縄で、皆様とお会いできることを心より楽しみにしております。
ごあいさつ
第70回全日本広告連盟
沖縄大会組織委員会
会長 石嶺 伝一郎
第70回全日本広告連盟沖縄大会は「OKINAWA2022 広告で未来を明るく!~ようこそ南の島の広告祭へ」をテーマに2022年5月19、20日の両日、沖縄市の沖縄アリーナを主会場に開かれます。
2020年から猛威をふるう新型コロナウイルス感染症は日本経済に大きなダメージを与えました。とりわけ経済における観光の比重の高い沖縄は、インバウンド需要が蒸発したことで深刻な影響を受けています。
全広連沖縄大会のテーマは、こうした状況の中、未来を切り開く大会にしたいという願いを込めております。コロナは、人々の暮らしや仕事のあり方を世界規模で激変させましたが、全国の広告関係者が一堂に会し、この状況に対応して広告がどこに向かうかを議論することは、とりもなおさずafterコロナという新時代の広告のあり方、ひいては国のあり方をも展望する重要な意義があると考えます。
沖縄には、海のかなたを「ニライカナイ」、桃源郷とみなし、そこから訪れる存在は来訪神として人々に幸福をもたらすという言い伝えがあります。
また沖縄は、かつて琉球王国という独立国であり、自国を「万国津梁」、すなわち国際的な架け橋にするという大きな国家目標を掲げておりました。事実、近世の一時期には日本と中国、東南アジアを結ぶ「大交易時代」と呼ばれる繁栄の時代がありました。
多くの人が海を超えてつどい、ここ沖縄で交わることには現代においてもまた大きな意義があるのではないでしょうか。この世界的な大きな転機に、開放的な南の島で、闊達に意見を交換することで、新たな日本の姿を展望する機会にできればと願っております。
光あふれる沖縄は、東アジア有数の海浜リゾートであるばかりでなく、古典芸能など王国で独自に発展した文化、石垣牛やアグーなど魅力ある食材がございます。皆様にはこれらも体感していただきたいと存じます。
沖縄大会への皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
沖縄の明るさと力強さで2022年大会を盛り上げるために沖縄の象徴であるシーサーをモチーフにデザインしました。
口から飛び出す力こぶのように見える図形は未来に向かって生まれる、新たな「知恵や力」を表現しています。
開催方針について
沖縄大会は計画通り千数百人が参加するという想定で準備を進めておりますが、新型コロナウイルスの状況により、計画を変更する可能性もあります。
変更する場合は、あらためて現地参加者数のご調整をお願いする可能性がありますことをお含みおき下さい。ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。